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Microsoftが9月の月例パッチ公開、Microsoft MSHTMLのゼロデイ脆弱性などを修正

 日本マイクロソフト株式会社は15日、9月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Office関連のソフトウェア、SharePoint関連のソフトウェア、Visual Studio関連のソフトウェア、Dynamics関連のソフトウェア、Azure関連のソフトウェア。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 10/8.1、Windows Server 2019/2016/2012 R2/2012)とAzure関連のソフトウェア。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで60件で、うち最大深刻度が“緊急”のものが3件。

 また、マイクロソフトが米国時間9月7日に定例外で脆弱性情報を公開した「Microsoft MSHTMLのリモートでコードが実行される脆弱性(CVE-2021-40444)」についても、今回のセキュリティ更新プログラムで修正が行われている。この脆弱性は既に悪用が確認されており、マイクロソフトでは、ユーザーに対して早急に修正パッチを適用するよう推奨している。