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クライム、Azureにも対応したクラウドバックアップソリューションの最新版「N2WS Backup & Recovery Ver4.0」

 株式会社クライムは13日、米N2WSが開発したマルチクラウド対応の次世代バックアップソリューション「N2WS Backup & Recovery」について、最新バージョンとなるVer4.0のリリースを13日に開始すると発表した。価格は年額48万円(税別)から。

 N2WS Backup & Recoveryは、WebインターフェイスでAWS環境上でのバックアップ/リカバリー/災害対策を提供する。EC2インスタンスやRDS/Aurora、RedShiftといったAWS環境で実行されるワークロードを、AWSネイティブのスナップショットを活用して確実に保護できる。

 Ver4.0では、AWS環境に加えて、Microsoft Azureのサポートも開始。単一のダッシュボードで、AWSとAzureの両方を含むマルチクラウドを一括管理できるようになった。

 また、データライフサイクル管理が拡充され、RDSスナップショットのS3への保存をサポートした。今回は、MySQL RDSスナップショットのサポートを追加したが、今後さらに他のRDSスナップショットへもサポートが拡大される予定。

 リレーショナルデータベース「Amazon Aurora」のオートスケーリング設定「Amazon Aurora Serverless」についても、新たにバックアップターゲットに指定できるようになった。Amazon Aurora Serverlessは、使用状況に応じて自動的にスタートアップまたはシャットダウンができ、リソースのスケーリング、メモリ、CPUなどをアプリケーションのニーズに合わせて処理できる。

 AWSの運用を中央管理するハブ「AWS System Manager」もサポート。AWS System Managerは、リソース全体の運用上の問題を一元的に追跡、解決、自動化でき、N2WS Backup & RecoveryのVer4.0では、AWS SSMエージェントを使用して、Windowsマシンでアプリケーションの整合性を保つバックアップを実行できるようになった。