富士フイルムビジネスイノベーション、買掛金管理サービスと会計システムとのデータ連携を実現する新製品

　富士フイルムビジネスイノベーション株式会社（旧社名：富士ゼロックス）は2日、仏Eskerの買掛金管理業務サービス「Esker on Demand」を活用した「買掛金管理自動化支援ソリューション」のオプションとして、会計システムとのデータ連携を実現する「データ連携支援オプション for Esker」を提供開始すると発表した。価格は個別見積もり。

　買掛金管理自動化支援ソリューションは、請求書の支払い申請から、承認、会計管理システムと連携した記帳、保管まで、一連の業務プロセスをデジタル化するクラウド型業務ソリューション。クラウドやモバイル連携、AI技術などの活用により、請求書処理に関わる一連の業務プロセスにおいて、生産性の向上と業務全体の見える化を実現するという。

　今回発表されたデータ連携支援オプション for Eskerでは、同ソリューションからの請求データを会計システムが取り込みやすい形式のデータに変換することで、システム間のスムーズな連携を実現する。これにより、請求書支払い申請における二重入力の防止、人的ミスの軽減、より確実な情報伝達などを可能にするとのこと。

　なお富士フイルムビジネスイノベーションでは、データ連携支援オプション for Eskerを利用した買掛金管理自動化支援ソリューションと会計システムの連携強化の第1弾として、株式会社NTTデータ・ビズインテグラル、さくら情報システム株式会社との協業を開始する。

　データ連携支援オプション for Eskerと、さくら情報システムが提供する「請求書処理デジタル化ソリューション」を利用することで、買掛金管理自動化支援ソリューションとNTTデータ・ビズインテグラルのERPパッケージ「Biz∫（ビズインテグラル）」の1つである「Biz∫会計」が連携。請求書の受け取りから電子化、仕訳計上までの一連の業務プロセスがつながり、受領した請求書処理に関連した業務において、利用企業のリモートワーク、業務の効率化、コンプライアンス強化を促進するとしている。