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リコージャパン、医療機器管理システムを活用した管理支援サービス エンジニアによる機器の基本点検も提供

 リコージャパン株式会社は6日、医療機器の管理支援サービス事業に参入すると発表した。第1弾として、Medikiki.com株式会社と協業し、同社のクラウド型医療機器管理システムの導入や、医療機器の基本点検サービスをワンストップで提供する「リコー医療機器管理支援サービス」を提供開始する。

 リコー医療機器管理支援サービスは、Medikiki.comのクラウド型医療機器管理システム「MMS(Medikiki Management System)」を導入する医療機関に向け、医療機器の資産管理、台帳管理が行える管理ソフトウェアを提供するもの。ヘルプデスクにて、ツールに関する問い合わせにも対応する。

 また上位メニューでは、リコージャパンのカスタマーエンジニアが月1回、対象医療機器の基本点検を現場で実施する。基本点検は、医療現場で活用台数が多い5種の医療機器(輸液ポンプ、シリンジポンプ、経腸栄養ポンプ、生体情報モニター、人工呼吸器)が対象となり、今後は、順次対象機器を拡大する予定。それぞれの機器メーカーへの修理依頼の代行サービスなど、サービスメニューも順次拡充される予定だ。

 価格は、管理ソフトウェアを提供する「ライト版」が月額2万5000円、ライト版の内容に加えて、医療機器の基本点検、管理シール作成・貼付なども対応する上位メニュー「スタンダード版」が月額12万5000円。いずれも年間契約となる。

 またスタンダード版では個別サポートとして、病院内の医療機器を調査し、機器管理台帳を作成する「機器調査支援サービス」や、医療機関ら提示された機器管理台帳をMMSに取り込む「機器台帳作成支援サービス」も用意した。価格は、いずれも個別見積もり。

 リコージャパンでは今後、MAE(Medical Advanced Service Engineer:医療機器の高度技術者)の体制強化を図るとともに、全国に広がるリコージャパンの販売サービス網を活用し、医療機器修理業事業所を順次開設するとしている。