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SBT、建設作業所向けID統合管理「Con-Bridge」とオートデスクの連携に対応

 SBテクノロジー株式会社(以下、SBT)は27日、建設作業所向けID統合管理サービス「Con-Bridge(コンブリッジ)」の外部連携を拡充し、オートデスク株式会社が提供する「AEC Collection(Autodesk Architecture, Engineering & Construction Collection)」と連携可能になると発表した。提供につきましては、2021年11月を予定する。

 現在、建設業界ではBIM(Building Information Modelling)の導入と活用が進んでおり、設計プロセスの改善や、建築後の維持管理における情報データベース、IoT、AIと連携可能なプラットフォームとしての活用などの期待が寄せられている。また、2020年の国土交通省BIM/CIM推進委員会において、「2023年度までに小規模を除く全ての公共工事におけるBIM/CIM(Construction Information Modeling/Management)原則適用」というロードマップが具体的に打ち出され、今後のBIMの浸透、拡大が想定されている。

 オートデスクはこのような状況に対し、設計者、エンジニア、施工従事者のコラボレーションを最大化するため、クラウドベースの共通データ環境でサポートされる一連のBIMツールやCADツールとなるAEC Collectionを提供している。また、クラウドベースのツールに対する利用者の複数ID/パスワード管理によるセキュリティリスクを下げるためのシングルサインオン(SSO)対応を実現するPremiumプランを用意している。

 SBTでは、作業所向けID管理機能を提供するCon-Bridgeについて、AEC CollectionへのSSO連携に対応する。これにより、設計から作業者における施工までのセキュリティリスクを低減するともに、デバイスIDを利用することで、建設ワークフロー全体のセキュアな作業所データ利用も実現するとしている。