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SB C&Sとホロラボ、3D設計データを自動でAR/MRに変換可能な製造業・建設業向け可視化ソリューション「mixpace」

 SB C&S株式会社と株式会社ホロラボは25日、3D CADやBIM(Building Information Modeling)で作成した設計データを自動でAR/MRに変換し、Microsoft HoloLensをはじめとするAR/MR対応デバイスで確認できる製造業・建設業向け可視化ソリューション「mixpace」を共同開発したと発表した。

 mixpaceは、3D CADやBIMで作成したデータをAR/MR対応デバイスで確認が可能なモデルに変換でき、主に設計、製造、建設、配置シミュレーション、施工、保守などの各シーンにおいて、リアルスケールおよびデジタルモックアップでの活用が簡単に行える。これまで手作業で何日もかかっていたAR/MR変換作業が最短約10分で自動的に完了するため、作業時間の大幅な短縮が見込める。

 3D CAD、BIMデータをアップロードすると自動でAR/MRに変換されるため、専用スキルがない人でも簡単に利用が可能。クラウドサービスのため、場所や環境を選ばずいつでも利用できる。

 オートデスクの「Autodesk Forge」を採用し、数十種類のファイルフォーマットに対応。オートデスクの3D CAD、BIMソフトウェアで活用できる各種データ形式のほか、中間ファイル形式などの主要なファイル形式に対応する。また、変換されたデータは日本マイクロフトが提供するMicrosoft Azure上のセキュアなストレージに保存し、高いセキュリティーを保持する。

 SB C&Sは契約している全国約1万社の販売店を通じて、mixpaceのサブスクリプションモデルでの販売を開始。ユーザーはmixpace導入にあたっての技術的なサポートやアドバイスのほか、SBC&Sの取り扱い商材からXR関連のソフトウェアおよびハードウェアの調達、周辺サービスの導入の提案までをワンストップで受けられる。

 mixpaceのサブスクリプション価格(税別)は、「mixpace standard」が年額116万4000円、Revit対応の「mixpace standard + R」が年額138万円、初回ユーザー限定トライアルの「mixpace trial」が9万2000円(60日)。