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ぷらっとホーム、RS-485インターフェイスを備えたマイクロサーバー「OpenBlocks A16」

ARMプロセッサによる省電力化を実現、PoE受電にも対応

 ぷらっとホーム株式会社は30日、マイクロサーバー製品群「OpenBlocks」において、PoE受電対応、RS-485インターフェイス搭載などの強化を行った「OpenBlocks A16」を4月より提供開始すると発表した。

 OpenBlocks A16は、高い堅牢性を備えたマイクロサーバー製品群「OpenBlocks」の新製品。さまざまな設置場所へ対応するため、PoE受電に対応したほか、生産設備や電力設備などで多く使われる通信インターフェイスのRS-485を搭載している。通信インターフェイスには、そのほか、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×2、USB 3.0×2などを備えた。

OpenBlocks A16

 また、ARMアーキテクチャのCPUを採用しており、現行の当社マイクロサーバーと比較し、約70%低消費電力化を実現した。メインCPUにはARM Cortex-A53(1.6GHz、クアッドコア)を、セカンダリーCPUにはARM Cortex-A7(800MHz)を、それぞれ搭載する。メモリは2GB、内蔵ストレージはeMMCモデルが8GB、SSDモデルが120GB。

 加えて、冷却ファンをはじめとする可動部品をなくしたハードウェア構造による高い堅牢性・可用性など、従来のOpenBlocksシリーズの特長も継承。OSにはDebian GNU/Linux 11を採用しており、さまざまなオープンソースソフトウェア(OSS)が利用可能なほか、自社製アプリケーションの組み込みも容易に行えるので、幅広い用途で活用できるとした。

 ぷらっとホームでは、DHCPサーバーや監視サーバーなどの活用方法を始め、ソフトウェアのアプライアンス化におけるベースハードウェア、設備とIPネットワークをつなげる中継機といった、より幅広い分野で活用できるとしている。