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SB C&S、企業のWebブラウザ環境改善に向けたソリューション提供を強化 クリアコードとの協業で

 SB C&S株式会社は13日、株式会社クリアコードと協業し、企業のWebブラウザ環境改善に向けたソリューション提供を強化すると発表した。

 SB C&Sではこれまでもブラウザソリューションを提供してきたが、今回の協業では、製品開発およびサポートをクリアコードが担当することにより、ブラウザの自動切り替え設定などの機能追加や、さまざまな環境、周辺技術への対応速度を加速させるという。また今後は、クリアコードが持つノウハウを活用し、新ソリューションの開発を推進するとした。

 なお具体的なソリューションとしては、例えば、ThinBridgeを利用したブラウザリダイレクトソリューションを提供する。Internet Explorer(IE)、Chrome、Firefox、Microsoft Edgeのリモート環境(VMware Horizon、 Microsoft RDS、 Citrix Virtual Apps)に対応し、柔軟に自動切り替えを設定できるため、適切なブラウザでシステムやサービスを素早く利用できるとのこと。SB C&Sでは、2022年6月に予定されているIEサポート終了までに改修が間に合わない場合、延命措置により複数のブラウザが乱立して業務の生産性が低下する可能性があるが、ThinBirdgeの自動切り替え機能によってそれを抑止し、生産性向上に寄与すると説明している。

 また、アプリケーションのサポート終了時に、システム移行が間に合わないといった問題を解決するWebアプリケーション延命ソリューションも提供する。レガシーなIE用アドオン(ActiveX)に依存したWebアプリケーションを、IE互換ブラウザ(Simple Browser)とVMware ThinAppのアプリケーション仮想化技術を組み合わせてカプセル化し、サンドボックス形式で利用することで、OSに依存せずにWebブラウザとアドオンを実行できるようにして、レガシーなIE用アドオンが必要なWebアプリケーションの延命を図るとのことだ。