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富士ソフト、機械学習やネットワーク通信処理を高速化するXilinxのアクセラレータカード「Alveo」を販売

 富士ソフト株式会社は17日、米Xilinxとのアクセラレーションソリューションを提供するVAR契約(付加価値再販)を締結し、Xilinxの「Alveoアクセラレータカード」を6月18日から販売すると発表した。

 Alveoアクセラレータカードは、進化し続けるデータセンターの要件に迅速に対応するために開発され、機械学習の推論やビデオトランスコーディング、データベース検索/分析などの一般的なワークロードに対して、CPUの最大90倍の性能を提供するアクセラレータ製品。

 超高スループット、小パケット、低レイテンシを実現可能なネットワークインターフェイスを採用しているため、ネットワーク通信処理の負荷分散を実現でき、ミリ秒単位のレイテンシを争う高速トレーディングなどのFinTechにも効果が期待できるとしている。

Alveoアクセラレータカード

 富士ソフトでは、ネットワークトラフィックの急増やリアルタイム映像配信などに伴い、CPU負荷が増大し、処理遅延が発生するケースが増えてきており、その課題解決方法の一つとして、高速なアクセラレータカードのニーズが高まっていると説明。また、富士ソフトはXilinxのXAP(Xilinx Alliance Program)認定パートナーとして、XilinxのFPGAに関して数多くの開発実績を持っており、こうした開発ノウハウとAlveoアクセラレータカードの活用により、課題を解決する独自の提案を行い、顧客に新しい価値の提供を目指していくとしている。