ニュース

サイバーリンク、顔認証ソリューション「FaceMe Security」を機能強化

第6世代の顔認証モデルを搭載、HEVC/H.265に対応

 台湾CyberLink(以下、サイバーリンク)は17日、同社のセキュリティ、非接触アクセスコントロール用の顔認証ソリューション「FaceMe Security」について、新たな顔認証モデルの搭載やHEVC/H.265のサポートなどの機能強化を発表した。

 FaceMe Securityは、ディープラーニング技術を採用したAI顔認証エンジン「FaceMe」により、自動化された非接触のセキュリティ監視や、アクセス制御、健康状態の確認などの機能を搭載する顔認証ソリューション。

 今回のアップデートでは、世界最上位レベルとなる第6世代の顔認証モデルを搭載。また、HEVC/H.265のサポートをすることで、同一環境において、より多くのカメラからの映像を処理することや、ストレージにより多くの映像を録画することを可能とする。

 FaceMe Securityは、抽出された顔の特徴点をデータベースと照合して個人を特定する「FaceMe Security Central」や、エッジでのリアルタイムの顔検出と顔特徴点抽出が可能な「FaceMe Security Workstation」、非接触型の検温スクリーニングソリューション「FaceMe Security Health アドオン」などの機能を提供し、PCとカメラを組み合わせたシステムでセキュリティソリューションを構築できる。

 こうした各種機能とAPIにより、既存の監視システムに容易に導入でき、訪問者管理、従業員の出退勤管理、アクセスコントロール、自動ドア制御などのシステムへのシームレスな統合が可能になると説明。小売、製造、倉庫、オフィス管理、接客など幅広い業界での用途に対応できるとしている。