サイバーリンク、AI顔認証による出退勤管理「FaceMe TimeClock」と来客データ分析「FaceMe SmartRetail」を発表

　台湾CyberLink（以下、サイバーリンク）は9日、最新の顔認証ソリューションとなる「FaceMe TimeClock」「FaceMe Smart Retail」を発表した。

　FaceMe TimeClockは、従業員がオフィスに出退勤する際、カメラで撮影された映像から顔の特徴点を抽出して、暗号化されたテンプレートを作成し、データベースと照合することで出退勤を正確に記録できる、スマートオフィスやスマートファクトリー、小売店舗、商業施設に適したソリューション。

　従業員の登録、データベースの管理、部署や個人単位での出退勤状況の確認などの機能を備えた管理ツールが付属。管理者は、個々人の出退勤状況を確認して傾向を把握でき、より多くの情報に基づいた判断を行える。

　FaceMe Smart Retailは、個人を特定せずに、FaceMeの機能を使って店舗の来客数を測定し、来店客の年齢や性別、顔の表情などの情報を測定する分析ソリューション。特に小売店舗や商業施設において、訪問者のニーズや好み、傾向を正確に理解し、顧客サービスを向上させられる。

　来店客に関するデータを収集することで傾向を分析し、顧客体験を向上させる方法を導き出すことができる。店舗運営者は、Webブラウザーからダッシュボードにアクセスし、分析やレポートの出力を行える。直感的なインターフェイスにより、複数の場所に設置されたカメラを簡単に管理できるため、大小さまざまな規模の店舗に対応できる。