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リアルタイムに360°空間を共有――、NTTビズリンクがVRサービス「AVATOUR」の提供を開始

 エヌ・ティ・ティ・ビズリンク株式会社(以下、NTTビズリンク)は11日、360°リモートプレゼンスサービスを提供する米Avatour Technologiesと国内初の販売契約を締結したと発表した。これに伴い、同社の360°リアルタイム映像コミュニケーションサービス「AVATOUR」を提供開始する。

 「AVATOUR」は、没入感のある360°リアルタイム空間を遠隔地にいる複数のゲストと共有しながら、相互にコミュニケーションを行えるサービス。コロナ禍により現地で実施することが難しくなった企業の施設管理・調査・品質保証や、バーチャルツアー、オンライン内見など、さまざまなシーンで活用できるという。

 ホスト側は360°カメラ、スマートフォン、ヘッドセットといった市販の機器を組み合わせ、360°空間を複数のゲスト向けに共有可能。ゲストはPCやスマートデバイスを用いて、画面をドラッグしたり、VRゴーグルで視線を移動したりすることで、360°空間を自由に体験できるとした。

 NTTビズリンクは、映像コミュニケーションサービスとデータセンター運用のノウハウを生かして、同製品を用いた、設備・不動産・建物におけるファシリティーマネジメントのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するほか、3Dによるバーチャル観光、リモート現場教育などへの適用も図る考えだ。