株主総会の完全オンライン開催を支援する「バーチャルオンリー株主総会配信サービス」、ブイキューブが提供

　株式会社ブイキューブは10日、株主総会の完全オンライン開催を支援するサービス「バーチャルオンリー株主総会配信サービス」を、6月16日より提供開始すると発表した。

　株主総会は、従来、会場を設置することを条件に株主のインターネットでの出席、参加が認められていたが、改正産業競争力強化法によって、経済産業省および法務省両大臣の事前確認を受ければ、完全オンラインでも開催できるようになるという。

　今回発表された「バーチャルオンリー株主総会配信サービス」は、こうした背景を踏まえて、既存サービス「バーチャル株主総会配信サービス」を強化したもの。法的な会議体として要求される要件を充たしながら、議長や取締役、監査役の役員は、Web会議などを通じてバーチャル株主総会に出席可能になるという。

　加えて、株主の認証や事前出席の申し込み受付といった事務作業の支援が可能。株主も、リアル会場で実施されていた株主総会への出席時と同様に、インターネット経由で出席しながら、議決権行使および質問を行えるとのこと。さらに、拍手や動議といった、議場への意思表示に関する機能も備えている。

　なおブイキューブでは、株主総会の運営事務局の物理的・心理的な負担を軽減するべく、当日のライブ配信のサポートにとどまらず、開催企業が目指す株主総会のビジョンやシナリオの実現に向け、準備段階やリハーサル段階からサポートするとのことだ。