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キヤノンITS、ディスクリート製造業向けのリーンマネジメント支援ソフトを販売

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は22日、英AVEVAが提供しているディスクリート製造業(組立製造業)向けのリーンマネジメント支援ソフトウェア「AVEVA Discrete Lean Management(DLM)」を、同日より販売開始すると発表した。

 「AVEVA DLM」は、リーン生産の専門知識がなくとも、短時間で効率的にシステムを立ち上げられるソフトウェア。標準化された、すぐに使える各種機能をパッケージ化している点が特徴で、生産ラインの定義情報を設定すると、アンドンや稼働管理、作業指示管理などの各種機能が自動生成され、リーンマネジメントを効率的に行う仕組みを素早く導入できるという。

 アンドンでは、製造の状態をリアルタイムに監視できるとともに、問題発生時には迅速かつ的確にそれを通知することで、損失の低減を支援する。またパフォーマンス管理では、設備や人の稼働率や稼働能力、品質で構成される指標である、総合設備効率(OEE)や総合労働効率(OLE)を評価・分析できるとした。

 さらに作業指示管理では、作業指示(Work Order)を一元管理するとともに、実際の作業指示を製造ラインへ発行したり、その後の作業の進捗・状態イベントを追跡したりすることも可能だ。

 データソースとしては、手動入力に加えてPLC、OPC、データベース、バーコードリーダー、FTPなどを選択可能。専用ビューワーやWebブラウザを用いてダッシュボードを表示できるほか、Excelへのレポート出力やメールでの通知送信にも対応する。

 ライセンスは製造ライン数に応じたサブスクリプション形式で提供され、参考価格(税別)は、フル機能の場合で年間750万円から。別途、導入支援費が100万円から。