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システムサポート、Google Cloudのサービスを活用したデータ分析基盤「ADDPLAT」を提供

 株式会社システムサポート(以下、STS)は7日、Google Cloudのサービスを活用したデータ分析基盤「ADDPLAT(アドプラット)」を提供開始すると発表した。既存の蓄積データとユーザーのリアルタイム情報をADDPLATへインプットし、分析した結果をデータポータルや既存アプリで可視化する、といった利用法が可能という。

 ADDPLATは、Google Cloudの提供するサービスのうち、マルチクラウドデータウェアハウスのBigQueryなど、データ分析・可視化に最適なものを組み合わせて構成したソリューション。データの取り込みからBIツールによる可視化まで、データ分析をワンストップで実現できる。

 また、Google Cloudの機械学習機能やBIツールを利用するため、データ分析を迅速に行える点が特徴。分析結果から導き出された情報は、データポータルなどを通じた可視化も行える。さらに、データ分析に必要な環境が最初から用意されているので、導入・初期コストを抑えて、短期間でデータ分析を開始できるとした。

 BigQueryには多様な機械学習モデルが用意されており、ユーザーの求める形にそったデータ分析が可能。分析で得られた結果を利用し、その利用結果をさらに分析することで、より精度の高いデータ分析を実現できるとのこと。

 なお、すでにオンプレミス環境や別サービスでデータを蓄積している場合でも、ADDPLATを利用してBigQueryへ容易にデータ連携を実施可能。加えて、完全にデータを移管する、既存のシステムを残しつつデータを随時連携するなどのカスタマイズにも対応するとした。また、機械学習によって得られた分析結果は、データポータルでの表現以外に、すでに利用中のBIツールと連携して利用することもできる。

 STSでは、スマートフォンアプリなどの既存サービスなどと連動し、コンシューマ向けにレコメンドを配信するといったカスタマイズも提供可能であり、ユーザーの状況に応じて最適な環境を用意できるとアピールしている。

 価格は個別見積もりだが、参考価格(税込)は、初期導入費用が110万円から、月額ライセンス料金が16万5000円。Google Cloud利用料は別途必要になる。また保守サポートが月額16万5000円から、データ分析コンサルティングが月額52万8000円から。