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アルテリアグループ、マンションISPで優先通信を利用できる「Connectix」サービスを提供、SD-WAN技術を活用

 アルテリアグループのアルテリア・ネットワークス株式会社と株式会社つなぐネットコミュニケーションズ(以下、つなぐネット)は20日、SD-WAN技術の活用により、利用者ごとの需要に応じたインターネット接続環境の提供を可能にする通信サービス「Connectix」を、つなぐネットが提供する全戸一括型マンションISPサービスのオプションサービスとして提供すると発表した。

 Connectixは、SD-WAN技術の活用により、仮想ネットワーク上でマンション内の住戸ごとに通信品質をコントロールする通信サービス。テレワーク環境やオンライン授業、4Kなどの高解像度の動画視聴などで、より高速な通信環境を必要とする利用者に、有料のオプションサービスとして利用者ごとに仮想ネットワーク上に専用ルートを用意する。Connectix対応の全戸一括型マンションISPサービスの利用者は、オンラインから申し込むことで、即時に優先制御サービスを利用できる。

 サービスの提供開始は、2021年8月初旬を予定。サービス開始以降、新規に提供するConnectix対応タイプの全戸一括型マンションISPサービスで、もれなく利用可能となる。既に提供済みの物件に関しては、共用部分に専用機器の設置が必要となるため、定期検査などの機会を利用して管理組合・管理会社の承認を得ながら、導入棟を順次拡大していくとしている。

 つなぐネットでは、現在80万戸の顧客に全戸一括型マンションISPサービスを提供しており、今年度中には15万戸にConnectixサービス提供を可能としていく予定としている。