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日本ラッド、kintoneを利用した基幹業務系プラットフォーム「kinterp」

 日本ラッド株式会社は10日、サイボウズの業務アプリ作成クラウド「kintone」と、日本ラッドが持つ基幹システムの構築ノウハウを組み合わせ、複雑な業務要件に対応した業務システムを迅速に構築するサービス「kinterp」を発表した。

 日本ラッドでは2016年より、kintoneのオフィシャルパートナーとしてさまざまな知見を積み重ねており、それらの知見と、同社がシステムインテグレーターとして蓄積してきた基幹業務システム構築ノウハウをあわせることで、利用企業の業務を支援するkinterpを新たに提供する。

 そのkinterpでは、基幹業務システムで必要となる基本的な画面、項目、機能をそろえた多数の基本テンプレートが用意されているほか、企業独自の項目や処理、機能については、日本ラッドのノウハウと、FASTシステムであるkintoneの利点を生かすことで、複雑な業務要件に対応した業務システムを迅速に構築できるという。なお、画面・機能としては、例えば、受注入力、商品検索ウインドウ、出荷依頼、出荷指示、在庫照会、入金消込といったものを提供する。

 また、さまざまなサービスとの連携にも対応する。例えば、ワークフローシステム「コラボフロー」との連携では、kinterpで見積もりや発注依頼情報を登録し、コラボフローで承認後に見積書や発注書を発行するなど、基幹業務に適用したワークフロー機能を簡単に組み込むことが可能。コラボフローでは、Excelで作成した申請書をそのまま申請フォームに変換したり、承認の経路も直感的な操作で設定したりできるため、バックオフィス業務の可視化を実現するとした。

 価格や導入期間は個別対応となるが、参考として、在庫管理機能のみの場合で価格が150万円から、導入期間が3カ月程度となる。