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弘前大学、「McAfee MVISION Cloud」でOffice 365 Educationのセキュリティを強化

 マカフィー株式会社は26日、国立大学法人弘前大学が、企業・団体内におけるクラウドサービスの利用状況を把握するためのMicrosoft 365向けセキュリティソリューション「McAfee MVISION Cloud for Office 365 Security」(以下、MVISION Cloud)を導入したと発表した。同大学では、2019年1月よりPoCを開始し、その後2021年3月より正式に導入している。

 弘前大学では2015年から学内ユーザー向けにMicrosoft Office 365 Educationを導入しており、教員と学生、あわせて約1万人が利用している。そのセキュリティ対策としては、標準のセキュリティ機能に加えてウイルス対策ソフトを利用していたが、不正アクセスなど、年々巧妙化するサイバー脅威に対してセキュリティを強化する必要に迫られていたという。

 またOffice 365のライセンスでは、操作ログの標準保存期間が90日なのに対して、国の指針では「行政機関システムではログは最低1年間保存」となっており、この指針を満たせるように、ログを1年間保存できることも重要な要件となった。

 同大学では、これら必要な機能を持つことや、3名しかいない常勤の運用管理者への負担が軽いこと、また予算にあった価格で対策できる製品を検討した結果、「MVISION Cloud」を導入した。

 導入後、攻撃の可視化に伴って、ユーザーへの注意喚起や怪しいユーザーのアクセス制限といった対応が可能になったとのこと。また、「MVISION Cloud」導入前には作成に数時間から数日間かけていた監視レポートが、導入後は数分程度で作成できるようになり、運用者の負担軽減にも寄与したとしている。