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オーシャンブリッジ、ハイブリッドアクセス管理ツール「UserLock」を国内で正式提供開始

 株式会社オーシャンブリッジは15日、仏IS Decisionsと独占販売契約を締結し、ハイブリッドアクセス管理ツール「UserLock」を国内で正式に提供開始したと発表した。

 「UserLock」は、強固な認証と柔軟なアクセス制御を実現できるアクセス管理ツール。ID/パスワード認証の脆弱性を解決する二要素認証とともに、接続元・時間・接続種類、同時ログイン数などによる柔軟なアクセス制御機能を提供する。さらに不審なアクセスを検知した場合、その対応としてアラートや各種アクションを支援するという。

 さらに、ネットワーク全体に対するアクセスを俯瞰(ふかん)的に制御・管理可能なため、GDPR、PCI DSS、ISO27001、HIPAA、NIST、SOX、CCPAなどの各種コンプライアンスに対応する際に、企業・組織が取り決めたルールに基づき、実際の現場で運用できる仕組みを提供できるとのこと。

 利用にあたっては、新たなID認証の仕組みを設計・導入することなく、既存の資産であるオンプレミスのActive Directory(AD)を活用し、足りない機能をUserLockが補う仕組みにより、コストや運用の負荷、技術のキャッチアップの負荷を軽減するとしている。

 また、グローバルではすでに136国・3500社以上の導入実績があるとのことで、日本国内ではオーシャンブリッジによる正式リリース前から、製造業・金融業・IT業・教育などを中心に多くの導入実績があるので、安心して導入できるとのことだ。

 利用料金はユーザーセッション数に応じた課金となり、ライセンス使用権+保守サービスをあわせたサブスクリプション形態で提供される。価格例は、100ユーザーセッションで年間46万円。

 なお、今回はオンプレミス環境に特化したバージョンを提供開始するが、オンプレミスのADによるクラウドアプリケーションへのシングルサインオン(SSO)に対応した新版を、近日中にリリースする予定。また、ハイブリッドでネットワークログインのアクセスを管理できる「UserLock」に対して、ハイブリッドでファイル操作のアクセスを管理できる姉妹製品「FileAudit」を5月ごろに販売開始するとしている。