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帳票仕分けなどの処理を自動化しAI-OCR業務の前処理を支援、MSYSが「MAI-Preparator」を発売

 丸紅情報システムズ株式会社(以下、MSYS)は5日、AI-OCR業務の帳票仕分けなど、さまざまな処理を自動化するソフトウェア「MAI-Preparator」を販売開始すると発表した。月額定額のライセンス料金で利用できる。

 AI-OCRを行う前には、帳票を種類ごとに仕分ける作業などが必要になるが、帳票の種類が多いと分類が煩雑になってしまうといったが課題あるという。また一般的に、帳票仕分けの分類数と仕分け処理時間は比例して増加するとのこと。

 MAI-Preparatorは、こうした課題を解決し、AI-OCRの活用を支援するWindows 10向けのソフトウェア。指定したフォルダに帳票画像を保存するだけで、画像解析と帳票識別、画像補正といった機能を利用して、混在帳票の仕分けやノイズの除去、傾き・歪みの補正を自動で行ってくれる。

 また自動分類にあたっては、帳票分類数によらず短時間で処理可能な点も特徴。1000枚の画像(20種類)のフォルダ仕分を行った検証では、他社の帳票認識エンジンでは16分30秒かかったところ、MAI-Preparatorでは1分30秒で実行できたとのこと。

 なお先行導入した企業では、実際の帳票仕分け業務環境で4000種類以上の帳票を分類している実績があるとしている。