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リモートワーク環境からでも顧客への電話応対が可能、NTT Comがクラウドコンタクトセンターサービスを提供

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は31日、リモートワーク環境から顧客への電話応対が可能になるクラウドコンタクトセンターサービス「COTOHA Call Center」を提供開始すると発表した。専用ポータルサイトから申し込める。

 COTOHA Call Centerは、PCのWebブラウザとインターネット接続環境があれば、オフィスや自宅などの場所を問わず顧客への電話応対が可能になるクラウドコンタクトセンターサービス。機能面では、発着信機能や保留・転送はもちろん、営業時間の設定、音声ガイダンスによるプッシュボタン入力の設定、通話履歴の自動記録など、電話応対上ニーズの高い基本機能を搭載している。

 また、リモートワーク環境でも業務用の電話番号で発着信を行えるほか、リモートワークの従業員と出社している従業員などの間で、発着信履歴(応対履歴)を共有できるため、対応のスムーズな引き継ぎや、不在着信への迅速な対応を行えるとした。

 なお、発着信履歴の確認や、営業時間や音声ガイダンスなど設定は、すべてWebポータルから利用可能。分かりやすいUIと、設定のチュートリアル機能を備えているため、初めてコンタクトセンターシステムを導入する企業や部門でも安心して利用できるとしている。

 NTT Comでは、3月31日から6月30日まで、COTOHA Call Centerを無償提供し、利用者からの機能評価を受けながら、サービスの改善や強化を行っていくとのこと。

 さらに7月には、NTT Comの自動応答コミュニケーションAI「COTOHA Voice DX」との連携により、人間のオペレーターに代わって対応できるAIオペレーター機能の追加も予定されているほか、通話録音機能、通話のテキスト化機能、CRMなどの外部アプリケーションへのデータ連携機能、Webポータルからの電話番号追加申し込みなども、順次提供される予定だ。