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NTT東西、統合型VPNサービス「Interconnected WAN」を4月提供開始

 東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)と西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)は26日、法人向けの統合型VPNサービス「Interconnected WAN」を4月1日から順次提供を開始すると発表した。

 NTT東日本とNTT西日本では、広域イーサネットサービス「ビジネスイーサ ワイド」を提供しているが、近年、データセンターやクラウド利用の増加、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進などにより、高速・大容量・高信頼でネットワークの柔軟性に対するニーズが高まっていると説明。こうしたニーズに対応するサービスとして、最大100Gbpsに対応する統合型VPNサービスのInterconnected WANを提供する。

 ビジネスイーサ ワイドは距離やエリアに応じた料金となっているが、Interconnected WANは速度品目ごとの一律料金プランとなり、全国一律料金で提供する。これにより、遠隔地のデータセンターやクラウドを利用しやすくなる。

 最大100Gbpsまでの速度品目から、顧客の利用用途に合わせて選択が可能(100Gbps品目はNTT東日本・NTT西日本ビル内接続のみの提供)。信頼性についても、中継ネットワークの冗長化、24時間365日の常時監視・故障時の連絡体制の整備により、顧客ネットワークのより安定的な運用を実現するとしている。

 Interconnected WANの提供料金(税込)は、100Mbpsが月額33万1100円、1Gbpsが月額132万1100円、10Gbpsが月額627万5500円、100Gbpsが月額1221万円など。提供エリアはNTT東日本およびNTT西日本のサービス提供エリアで、NTT東日本・NTT西日本をまたがる利用は提供を検討中。

「Interconnected WAN」サービス利用イメージ