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身体年齢などで健康度合いをわかりやすく提示――、TISがヘルスビットの健康指標算出サービスを販売

 TIS株式会社は15日、ヘルスビット株式会社が提供する健康指標算出Webサービス「パーソナルスコア」の販売代理店契約を締結したと発表した。

 パーソナルスコアは、身長、体重、腹囲、握力、片足立ち時間の測定値を基にして体形と筋力をスコア化し、そのスコアから「パーソナルスコア」と「身体年齢」を算出できるサービス。健康との関連が大きいといわれる筋肉に注目し、体重やBMIでは表現されない身体の健康度合いを表す点が特徴で、身体年齢という分かりやすい年齢形式を用いて示すことにより、健康な体を維持する動機付けを行えるという。

 また、同サービスはイベントや健康診断などでの利用を想定したサービスとなっており、測定者はスマートフォンやPC、タブレットから測定値を入力して、その場で結果を生活者へ提示できるとのこと。

 価格は、初期導入費が5万円、月額利用料が1IDあたり2万円(登録上限200名)、ないしは3IDあたり6万円(登録上限1200名)。

 なおTISではパーソナルスコアの提供を通して、健康への気づきを生活者に与える多様な機会を創出する考え。さらに、健康への気づきをきっかけに、生活者の行動変容を促し、健康の維持・増進を実現する仕組みづくりを支援するとしている。

 利用例としては、株式会社ユードムは確定拠出年金の掛け金指標に活用。パーソナルスコアで算出した身体年齢が暦年齢より若ければ、確定拠出年金の掛け金を1歳につき1000円増額するというインセンティブを設定した結果、従業員の健康意識が高まり、病気欠勤などの減少により生産性向上の効果が得られたとした。

 また保険会社において、職域営業職員がパーソナルスコアを活用して営業活動を実施した結果、アンケート回答率が向上するなど、営業効率向上の効果が得られたとのこと。

 今後TISとヘルスビットは、次世代健康指標の開発に向け、互いの技術とノウハウによる共同研究を行い、サービスの高度化を進めていく予定だ。