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レガシーテープのバックアップ管理・運用をサブスクリプションサービスとして提供する「TaaS」、オントラック・ジャパンが発表

 ケーエルディスカバリ オントラック株式会社(以下、オントラック・ジャパン)は、レガシーテープバックアップ向けのサブスクリプションサービス「TaaS(ターズ:Tape as a Service)」を、3月15日より提供開始すると発表した。

 「TaaS」は、レガシーテープバックアップデータに対するフルサポートをサブスクリプションサービスとして提供するもの。テープ内のデータを見える化し、ファイルリスト(メタデータ)の情報を抽出する「カタログ化」や、バックアップデータのテープからの「リストア」、古いフォーマットのメディアからデータを抽出し、新しいメディアやフォーマットにデータを移行する「テープコンバージョン」、LTFSフォーマットを用いて古いテープを新しいテープに集約する「テープデータ集約」、「テープリカバリ」、「データ破棄」などのサービスメニューを、利用企業の目的や予算にあわせて組み合わせて提供する。

 これにより、利用企業が古いシステムを処分してもデータ取り出しに困らないよう、レガシーテープバックアップを支援するとした。

 また、バックアップソフトウェアの乗り換え時に、乗り換え前のテープバックアップのリストア環境を保持したり、古いバックアップシステムが複数ある場合は、TaaSに複数のリストア環境を組み込んだりすることが可能で、古いバックアップライセンスを解約できるため、メンテナンス費用の削減も実現するとしている。

 なお、TaaSの契約中はテープメディアのリストア環境保持を保証。また、契約前にPoC(概念実証)を行うため、安心して契約できるとのこと。

 さらに、テープ内データのリストをオントラックで管理する「カタログデータ管理サービス」、訴訟やコンプライアンス違反で特定データが必要な場合、日付などの情報から特定メールデータを抽出するサービス、クラウドを利用したデータホスティングサービスなど、オプションサービスも用意する。