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アビーム、SAP Aribaベースのサブスクリプション型間接材調達・購買改革サービスを提供

 アビームコンサルティング株式会社(以下、アビーム)は1日、SAPの調達・購買管理ソリューション「SAP Ariba」をベースとしたサブスクリプション型間接材調達・購買改革サービス「ABeam Cloud Procurement Marketplace」を、同日より提供開始すると発表した。SAP Aribaを活用し、サブスクリプション型で調達・購買における一連の業務機能、および分析レポートまでを提供するサービスは国内初という。

 ABeam Cloud Procurement Marketplaceは、SAP Aribaをベースとし、調達・購買業務における依頼から発注、検収、分析レポート機能までを一貫して提供するサブスクリプション型サービス。具体的には、間接材調達・購買におけるコスト改革支援、SAP Ariba導入を含む間接材調達・購買の改革プロジェクトを通じて培った知見に基づき、標準業務フローや各種定型フォーマットを提供する。

 これにより、業務プロセスのばらつきや属人化を抑制し、効率的な業務運用に貢献するとした。また、発注の申請・承認といった一連のプロセスや履歴を可視化し、業務実態の把握を可能とすることにより、ガバナンス向上にも寄与するとのこと。

 さらに業務のデジタル化により、調達・購買における一連のデータが蓄積されるようになるため、全社視点での正確な支出状況の把握・管理が可能になる。加えて、アビームのコンサルタントによる、支出実績データに基づいた分析レポートを月次で提供し、継続的なコスト最適化を支援するという。

 なおサービスでは、標準業務フローや各種定型フォーマット、製品カタログ情報があらかじめ定義されており、クラウド環境を通じて提供されるので、最短6週間での導入を実現するとのこと。

 料金は月額30万円から。別途、約250万円の初期費用が必要となる。アビームでは、中堅企業を対象として展開し、初年度の販売件数9件、売上金額4750万円を目標としている