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システムサポート、持ち込みPC・メディアのセキュリティチェックシステム「PC検疫 けんちくん」提供開始

 株式会社システムサポートは15日、PCのセキュリティ対策状況やメディア(USB、CD/DVD)のウイルス感染の有無を検査し、社内ネットワークへの接続可否を判定するシステム「PC検疫 けんちくん」の提供を開始した。価格は個別見積もり。

 「PC検疫 けんちくん」は、社内ネットワークへのマルウェア侵入を未然に防ぐことを目的としたセキュリティチェックシステム。

 持ち込みPCの場合、検査用アプリの入ったUSBメモリを対象のPCに差し込むと、セキュリティ対策状況の内容とQRコードがPCの画面に表示される。画面上に表示されたQRコードを専用のリーダーで読み取り、「PC検疫 けんちくん」端末(検査専用PC)で情報を取得。「PC検疫 けんちくん」端末の画面上に社内ネットワーク接続可否の判定結果を表示する。

 持ち込みメディアの場合、「PC検疫 けんちくん」に接続されたハブにメディアを接続してウイルススキャンを実施。「PC検疫 けんちくん」の画面上に社内ネットワーク接続可否の判定結果を表示する。ウイルスが検出された場合は、必要に応じて駆除も行える。

 持ち込みPCの検査項目(OSのバージョンやウイルス対策ソフトの有無、ウイルススキャン日など)は、ユーザー企業のセキュリティポリシーに合わせて設定できるため、世間の動向やOSサポート切れなどによる対象外設定など、ユーザー側で適宜設定が可能。さまざまな機器のセキュリティチェックを1台ずつだけではなく複数台まとめて実施可能なため、セキュリティチェック担当者の確認工数を削減し、業務効率化を実現する。

 社内ネットワークに接続することなく、オフラインで安全にセキュリティチェックが可能。検査結果はサーバーに保持するため、必要時に各種レポートが出力できる。

 また、オプション機能として、パトライト連携に対応。PCの操作に不安を感じるユーザーでもパトライト点灯色を確認し、検査結果を正しく判断できる。