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アドバンスト・メディアと富士通、AI音声認識製品を用いたコンタクトセンター向けトータルソリューションを提供

 株式会社アドバンスト・メディアは9日、富士通株式会社と販売パートナー契約を締結したと発表した。これに伴い、富士通が取り扱う各種コンタクトセンター向けサービスと、アドバンスト・メディアのAI音声認識ソリューション「AmiVoice Communication Suite」を組み合わせたトータルソリューションの提供が可能になるとのこと。

 AmiVoice Communication Suiteは、コンタクトセンター業界で広く利用されているAI音声認識ソリューション。通話内容の即時テキスト化や感情解析に加えて、音声認識をベースとしたさまざまな機能を提供しており、応対品質と顧客満足度の向上を支援するという。

 一方の富士通では、「FUJITSU Business Application CRMate」シリーズをはじめ、音声基盤、応対履歴管理、FAQ、分析システムなどの各種サービスを利用企業ごとに組み合わせ、導入・設置から運用後のコンサルティングまで、CRMソリューションをトータルソリューションとして提供しているとのこと。

 アドバンスト・メディアによれば、コンタクトセンター業界では、慢性的な人手不足や複雑なオペレーションといった課題に加え、在宅勤務・クラウド型コンタクトセンターなど、多様化する運用体制への対応も急務となっていることなどから、画一的なサービスではなく、企業が持つ個別の課題を解決するトータルソリューションが求められているとのこと。

 こうした背景から、同社では今回、自社のAmiVoice Communication Suiteと富士通のCRMソリューションが連携することにより、求められるトータルソリューションを提供し、コンタクトセンター市場における課題解決の支援をさらに推進するとアピールしている。