ニュース

日本IBM、IDaaS「IBM Security Verify」を4月より東京リージョンで提供開始

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は9日、Identity as a Service(IDaaS)「IBM Security Verify」を、4月1日よりIBM Cloudの東京リージョンから提供開始すると発表した。

 IBM Security Verifyは、オンプレミスからハイブリッドクラウド環境での包括的な運用が可能なIDaaS。モバイルを含む各種デバイスですぐに始められるシングルサインオン(SSO)、AIを搭載したリスクベース認証による多要素認証といった機能を搭載する。

 認証は、指紋や顔認証などの生体認証、TOTPモバイル・オーセンティケーター(Google authenticator/Microsoft authenticator)、メールやSMSでのワンタイムパスワードの発行、QRコードなどを用いたパスワードレス認証などに対応。Gatewayを利用して、そのほかの多要素認証とも連携できるとした。

 また、低リスクの場合には円滑なアクセスを提供し、必要な場合のみ多要素認証を要求するアダプティブ・アクセス機能(適応型アクセス制御)も搭載。最適なアクセス管理を提供するとともに、IDの発行から削除までのライフサイクルにあわせた、包括的な運用に対応するとのこと。

 今回、こうした特徴を持つIBM Security Verifyが東京リージョンから提供可能になることにより、クラウドサービスの拠点を国内に求める企業・団体の調達要件を満たせるようになった。価格は個別見積もり。日本IBMでは、IBMビジネスパートナーとともにIBM Security Verifyを販売するとしている。