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CTCとエンサイス、SASの3社、医薬品販売データの解析クラウドサービス共同開発で提携

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)、エンサイス株式会社、SAS Institute Japan株式会社(以下、SAS)の3社は5日、医療用医薬品の販売データとデータ分析ソリューションを組み合わせ、新規サービス開発を行うために業務提携すると発表した。

 今回の業務提携では、エンサイスが持つ医薬品販売データ、SASのデータ分析製品、CTCのデータサービス基盤を組み合わせ、医薬品販売におけるデータ解析クラウドサービスを製薬企業向けに提供することを目指す。

 製薬企業は、現状の把握と意思決定のために、各社が医薬品販売データをはじめとする多種多様なデータを購入し、各自が分析を行っている。こうした状況において、3社では、製薬企業に必要な機能を備え、各社が共通して利用できる分析・解析サービスを提供することにより、製薬業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献するという。

 なおエンサイスが提供している医薬品販売データは、地域別、医薬品別、包装単位別に高い精度で作成され、医薬品卸企業を経由して日本で流通している医薬品の販売実績の99%超をカバーしているとのこと。また、データ提供のリードタイムが早く、タイムリーな企業活動につなげることが期待できるとしている。