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個々の顧客にあわせたDMを容易に発送可能――、凸版印刷がSalesforce Marketing Cloud専用のDMアプリを販売

 凸版印刷株式会社は5日、MA(マーケティングオートメーション)サービス「Salesforce Marketing Cloud」専用のDM連携アプリケーションとして、「MADMアプリ」を2月末より提供開始すると発表した。

 「MADMアプリ」は、Salesforce Marketing Cloudで管理している顧客に対し、顧客ごとに個別最適化されたDM(One to One DM)を容易に発送できるアプリケーション。連携するデータに識別フラグを含めることにより、多様なコンテンツを出し分けることができる。

 こうした仕組みにより、丁寧かつ確実に情報を伝えたい顧客をカスタマージャーニーでターゲティングし、eメールやLINEなどのデジタルメディアと遜色(そんしょく)ないスピード感でDMを届けられるようになるという。

 加えて、人手を介すことなくアプリによるデータ抽出からDMの発送までを行えるため、ヒューマンエラーを削減可能。また、設定担当者の負荷を下げられるように、データ連携処理を中心としたシンプルな構成になっている点も特徴。ログインや対象DMの指定、連携項目の指定のみの簡単なアクションで設定を行えるとした。

 さらに、ユーザー限定、ログイン認証、セキュリティ通信、データ暗号化など複数のセキュリティ対策が基本仕様になっているので、高いセキュリティで実行できるとのこと。

 価格は月額20万円から。設定支援など、デジタルマーケティング全般のサポートメニューも別途用意されている。また、AppExchangeでのダウンロード対応は3月を予定しているとのことだ。

 凸版印刷は今後、「MADMアプリ」の拡販を進め、関連受注を含めて2023年度で20億円の売上を目標としている。