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ジーエルシー、汎用RPAツールを適用しにくい領域の業務自動化を実現する「Scratch RPA」を提供

 株式会社ジーエルシーは3日、汎用RPAツールを適用しにくい領域の業務自動化を実現するソリューション「Scratch RPA」の提供を開始すると発表した。

 Scratch RPAは、汎用RPAツールを適用しにくい領域の業務自動化の実現を支援するため、一連の業務自動化を実現する視点から、ツールの制約に囚われずに、AIや各種解析などのテクノロジーを組み合わせて、各社各業務に最適化された業務自動化システムをスクラッチで開発する。

 ジーエルシーでは、課題を持つ企業に対して業務自動化の支援を、これまで通常のシステム開発という形で受託してきたが、一定のニーズがあるものと確認できたため、Scratch RPAという新規サービスとして切り出し、提供を開始するとしている。

 フルカスタマイズでの提供で、現行業務手順を可視化、最適化した上で、対象業務を自動化するための観点から、システム実装方針の検討を行うため、通常のRPAツールがカバーできない業務でも自動化を可能とする。

 提供モデルは買い切りモデルで、通常のシステム開発・保守と同様、開発・保守コストは必要となるが、通常のRPAツールのようなライセンスベンダーに支払うライセンスコストは発生しない。また、クラウド型でサービス提供をするため、必要に応じてスケールアップするなど、業務ボリュームに応じて適切な動作環境で利用できる。

 ジーエルシーでは、コンサルタントとエンジニアの混成チームにより、現行業務診断からシステム開発、運用、横展開までを一気通貫で、Scratch RPAの導入を支援する。すでに汎用RPAツールを導入、購入済の場合でも、現行業務を把握することで、これまでの経験・ナレッジをもとに、本来実施すべき業務の自動化・デジタル化(DX)の進め方についても助言可能としている。