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シュナイダーエレクトリック、高負荷環境にも対応するラックマウントPDU「APC NetShelter 9000シリーズ」を発売

 シュナイダーエレクトリックは21日、サーバーラックに設置されたサーバーなどに電力を供給するコンセントバーを高機能化させた、ラックマウントPDUの新シリーズ「APC NetShelter 9000シリーズ Switched Rack Power Distribution Unit」の販売を開始した。

 シュナイダーエレクトリックでは、電源機器の監視や制御を行えるインテリジェントPDU製品として、電流表示ディスプレイが搭載され、電源監視を容易に行える「Metered Rack-Mount PDU」、コンセントごとの出力を秒単位でコントロール可能な「Switched Rack-Mount PDU」などのラインアップを展開している。

APC NetShelter 9000シリーズ

 新製品は、環境温度60度までに対応し、高負荷環境によるラック内温度上昇にも対応が可能。近年、コスト削減や環境負荷軽減の観点から、空調による電力消費は可能な限り抑えようという傾向があり、サーバールーム全体の温度は高くなっているといったトレンドに対応した。

 また、インテリジェントモジュールを刷新し、カラーディスプレイの採用により操作性を向上。測定精度の向上や、ネットワークポートシェアリングも同時接続台数を増加し、1つのIPアドレスを最大32台のPDUで共用可能とした(従来品は4台まで)。

 別売の温度または温湿度センサーを接続し、周辺の温度・湿度測定と監視を実現。シュナイダーエレクトリックのNetShelter SXラックに、工具なしでワンタッチ搭載できる。保証期間は、標準無償保証が3年で、有償保証提供可能期間は6年。

 製品ラインアップと価格は、最大入力電流が30Aの「APDU9941」が14万2000円、16AのAPDU9959Jが12万6000円。