ニュース

AOSデータ、PCの不正使用などを調査するツール「AOS Fast Forensics」を発売

 AOSデータ株式会社は6日、テレワークの普及に伴い、PCの不正調査などを調査するツール「AOS Fast Forensics」を発売した。

 AOS Fast Forensicsは、高度な技術を必要とするフォレンジックの初期調査を、USBメモリを調査対象に挿入するだけで簡単に行えるツール。企業のセキュリティ担当者が、情報漏えいや労務問題などの社内不正に素早く対応できる。

 調査対象マシンにUSBメモリを挿入して起動でき、インストールは不要。1クリックで調査を開始し、高速で情報を収集する。画面上ですぐに分析でき、PDFなどにレポート出力できる。

 従来、AOSデータでは主に捜査機関向けに、PCやスマートフォンのフォレンジック調査ツールを提供してきたが、民間企業にも利用できるよう、簡単な操作で瞬時に調査結果が収集できるような仕様に限定し、提供する。

 テレワークにおけるPCの不正調査や、退職者PCの情報漏えい調査などの際に利用できるほか、ツールを持つことによる社員の不正防止の抑止効果にも期待できるとしている。

 AOS Fast Forensicsの価格は、年間ライセンスで20万円(税別)。