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メディウェルが医療従事者の紹介事業に「Oracle Eloqua」導入、求人問い合わせ件数が約4.5倍増加

 日本オラクル株式会社は21日、医療機関を対象とした経営コンサルティングや、医療従事者向けの紹介・派遣事業を展開する株式会社メディウェルが、マーケティングクラウド「Oracle CX Marketing」のマーケティングオートメーション機能である「Oracle Eloqua」を採用したと発表した。メディウェルでは、医療従事者に向けた最適なコミュニケーション環境を提供するためにOracle Eloquaを活用した結果、登録者からの求人の問い合わせと求人紹介の再希望件数が、約4.5倍増加したという。

 「医師転職ドットコム」など、メディウェルが手掛ける医師の人材紹介事業では、診療科、勤務地や年収、異動のタイミングなど、異なる条件を希望する医師の興味関心に応じた勤務先を紹介する上で、マッチングレベルを維持したままでの提案数の最大化、そして提供スピードが課題になっていたという。また、メール配信ツールは利用していたものの、自社で運営する複数のWebサイトの閲覧履歴を横断してトラッキングしたり、ターゲットの細かいセグメンテーション設定を行ったりすることは困難だったとのこと。

 そこで同社では、こうした課題を改善する目的で、閲覧情報を基にパーソナライズされたデジタルコミュニケーションを実現できる、Oracle Eloquaを採用した。

 Oracle Eloquaでは、メディウェルの複数のWebサイトをまたいだ閲覧履歴から登録者の興味関心を把握でき、どのページをクリックしたか、といった情報を基にコミュニケーションを設計可能。また、登録者属性とオンライン上での行動を掛け合わせたスコアリングによって、登録者のグルーピングと、マーケティングの目的に合った細かいセグメンテーションで自動化を行うことができる。

 こうした機能を活用することで、メディウェルでは、適切なターゲットに対して適切なコンテンツ、タイミングでコミュニケーションを自動化できるようになり、その結果、導入前と比較してメールマーケティングでの求人提供数が16倍に増加。よりパーソナライズした求人提供を行えるようになったことなどから、前述の通り、求人の問い合わせと求人紹介の再希望件数が約4.5倍に増加したという。

 また、メディウェルがクラウドサービスを継続的に利用するにあたり、日本オラクルのカスタマー・サクセス・マネージャーが、メディウェルのビジネス成長に合わせた最適な利用方法に関する提案や支援を提供したとしている。