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日立システムズ、RPA環境をPaaS型で提供する「クラウド型RPA with Blue Prism」を販売開始

 株式会社日立システムズは21日、英Blue Prismの技術を活用したPaaS型サービス「クラウド型RPA with Blue Prism」の販売を開始した。価格は個別見積もり。

 クラウド型RPA with Blue Prismは、Blue Prismのインテリジェントオートメーションを活用するとともに、日立システムズの関連サービスや運用サポートと組み合わせ、短期間でRPAが利用開始可能な環境をPaaS型で提供するサービス。

 パブリッククラウドを活用したPaaS型サービスのため、顧客によるハードウエアやロボットの利用ライセンスを含めたITインフラの調達・構築が不要となり、オンプレミス型よりも短期間かつ低コストでRPA環境を構築できる。時間や作業場所に縛られることなく、より柔軟に自社業務の自動化を推進でき、RPA環境を全社拡大する場合も短期間で整備できる。

 また、ロボットのスケジュール実行などを管理するサーバーが標準で装備されており、自動化された業務の実行状況やロボット改ざん防止状況などを確認できるため、ロボット全体を統括した管理を実現できる。ロボットの開発・保守については、サービスを利用することでお客さまがリモート環境で実施できるほか、日立システムズのロボット開発支援やロボット維持運用サービスを活用することで、運用性の高いロボットを効率よく開発でき、環境全体を考慮したロボットの運用スケジュール設計などが実現できる。

 日立システムズでは今後、クラウド型RPA with Blue Prismを新規でRPA導入を検討している企業だけでなく、すでにRDA(Robotic Desktop Automation、クライアントPCのデスクトップ上での操作を自動化)やRPAを導入している企業にも販売することで、さらなる業務の自動化を、顧客のタイミングで柔軟に推進することをサポートすると説明。さらに、各種クラウドのAIサービスや日立システムズの製品・サービスと連携した「Blue Prism」のテンプレートやオブジェクトなどの部品を拡充させることで、顧客のさらなる業務効率の向上を支援していくとしている。