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Box、文書管理をベースとした内部監査向けの「リスク・アセスメント・テンプレート」を提供

 株式会社Box Japanは14日、文書管理をベースとした内部監査向けの「リスク・アセスメント・テンプレート」を、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(以下、DTFA)と共同で開発したと発表した。同日より提供を開始する。

 製薬企業などといった規制業種でも業務プロセスがデジタル化されてきており、監査業務そのものもデジタル化に合わせる必要に迫られているものの、例えば、監査用のフォルダ設計からそのフォルダへの権限設定、ZoomやMicrosoft Teams、Slackといったコミュニケーションツールとファイルの連携、さらにワークフローの利用といったITの活用に関して、企業がノウハウを持っていないことが多く、監査業務の妨げや時間を費やさざるを得ないことにつながっているという。

 今回提供される「リスク・アセスメント・テンプレート」は、企業によるリスクアセスメントをより簡単に行えるよう、Box JapanがDTFAとともに開発したテンプレートで、こうした課題の解決を支援するとした。

 Boxのファイル管理プラットフォームとこのテンプレートを利用すると、情報へのアクセスから、情報セキュリティの確保、さらに情報ガバナンス(レコード管理)までの文書ライフサイクルを一元化し、内部統制を強化できるほか、監査自体の正確性とスピードが向上するという。また、ニューノーマル時代を踏まえたリモート監査にも対応可能になるとしている。

 このほか、監査対応の煩雑さの低下や期間短縮、ペーパーレス化と、ファイルシェア/ログ管理/文書情報管理の一元化を実現。監査用システムの構築、運用、管理が不要になることによって、コスト削減も期待できるとした。