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Synology、Ryzen CPU搭載の8ベイNASキット「DiskStation DS1821+」

DiskStation DS1821+

 Synologyは11日、8ベイNASキットの新製品「DiskStation DS1821+」を発表した。想定価格は12万3500円(税込)。

 DS1821+は、CPUにAMD Ryzen V1500B(クアッドコア、2.2GHz)を搭載するSynology Plusシリーズの製品となり、従来機種に搭載したプロセッサの2倍以上のコンピューティングパワーを備え、Synology Drive、Momentsなどで、パフォーマンスが大幅に向上し、応答時間が短縮されるとしている。

 Synology SNV3400 NVMe SSDスロットを2基装備することにより、キャッシュを作成し、一般的にアクセスされるデータに対して、ランダムスループットパフォーマンスを20倍以上向上できる。さらに、オプションのPCIe 10GbE NICを追加することにより、ネットワークパフォーマンスを向上させ、シーケンシャル読み取りは毎秒2312.97MB、シーケンシャル書き込みは毎秒1149.89MBを実現する。

 拡張ユニットの「DX517」を2台接続することで、最大18ペイまで拡張が可能。Synology DiskStation Manager(DSM)を搭載し、JBOD/RAID 0/1/5/6/10に対応する以外に、Synology Hybrid Raid(SHR)にも対応する。

 また、DSMはデバイスのセットアップ後にストレージ容量をアップグレードする簡単な方法も提供し、新しいドライブを追加してアレイを簡単に拡張が可能。RAIDオプションも同様に、SHR-1(1台のドライブ冗長性)からSHR-2(2台のドライブ冗長性)へ、より低い保護レベルから高いレベルにアップグレードできる。

 外部インターフェイスは、GbE対応LANポート×4、USB 3.2 Gen 1ポート×4、eSATAポート×2。本体サイズは166×343×243mm。重量は6.0kg。