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富士ゼロックス、IT戦略立案から運用・管理までを支援する中小企業向けアウトソーシング「IT Expert Service」

 富士ゼロックス株式会社は24日、中小企業向けITアウトソーシングサービス「IT Expert Service」を提供開始すると発表した。IT戦略の立案とその戦略に基づいたIT環境の導入から、運用・管理までをトータルに支援するという。価格は個別見積もり。

 IT Expert Serviceは、中小企業のIT戦略立案から運用・管理までを支援し、企業成長に向けたIT活用を促進するITアウトソーシングサービス。富士ゼロックス傘下のITサービスプロバイダ、豪CodeBlue Australiaがオセアニア地区で提供している中小企業向けITアウトソーシングサービスを活用して提供する。

 具体的には、まず、Virtual CIOと呼ばれる専門家が、利用企業における現状のシステム構成や運用ルールなど、IT戦略策定に必要な項目を網羅的に把握したうえで、IT成熟度を評価する「IT成熟度レポート」を作成。その企業にとっての課題を明確にし、最新テクノロジーや業界のトレンドを十分に考慮して戦略を立案する。このため企業は、中長期的な企業成長に必要な施策の優先順位、IT投資計画を明確にでき、戦略的な企業経営を行えるという。

 またVirtual IT Managerと呼ばれる専門家が、IT戦略に基づいた安定的なIT環境維持のための運用・管理を担当。定期レビューと継続的な改善活動を行うことで、企業のIT環境を最適な状態に維持し、事業継続リスクを大幅に軽減するとした。

 このほか、問い合わせを担当するService Desk、ITインフラのメンテナンスとリモート監視・復旧を行うNOC(Network Operation Center)によって、障害発生時にも迅速な対応を実現しており、利用企業は安心して本来の業務に専念できるとのことだ。