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凸版印刷がAIチャットボットソリューション「BotFriends」強化、ノーコード開発対応エンジンを利用可能に

外部ツールとの迅速な連携対応を実現

 凸版印刷株式会社は20日、株式会社コンシェルジュと、ノーコード対話AIプラットフォーム「kuzen(クウゼン)」の販売代理店契約を締結し、自社のAIチャットボットソリューション「BotFriends」を強化すると発表した。これに伴い、kuzenがBotFriendsの内部エンジンのラインアップに追加されており、さまざまな外部サービスとの連携が、ノーコードで迅速に行えるようになったとのこと。

 BotFriendsは、チャットボットの設計から導入、運用までをワンストップで支援するサービス。凸版印刷が従来培ってきたコンテンツ企画力やデザイン制作力を生かして、さまざまなニーズに応じたキャラクターやインターフェイスのデザインを制作するとともに、BPO実績を生かした日々の問い合わせ履歴の管理、AIエンジンのチューニング運用などによって、チャットボットを活用した施策を全面的にサポートするという。

 こうしたチャットボットの活用が進む中で、昨今では、単体のチャットボットサービスだけで完結するのではなく、SNSツールとの連携など、さまざまなツール・機能をつなぐハブの役割が求められるようになってきたとのことで、凸版印刷は今回、外部ツールとの連携が可能なkuzenを、BotFriendsの内部エンジンのラインアップに追加した。

 kuzenでは、コーディング作業を行うことなく、誰でも迅速にチャットボットを構築できる点を特長としており、SNSツールとの連携だけでなく、すでに運用しているCRM、MAといったシステムや、タスク管理や施設管理、カレンダーなどの幅広い管理ツールとの連携を容易に行えるため、連携のための工数負担をかけずに運用できるとのこと。

 凸版印刷では、こうした特長を生かして、外部ツールとの連携が必要な場合はkuzenを、高い自然言語処理能力によるインタラクティブなコミュニケーションを実現したい場合は従来のAIチャットボットエンジンを、といったように、利用企業が目的に応じてエンジンを選択できるようになったと説明している。