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DNP、リモートでのオンライン接客販売を支援するサービス システム構築や販売員の育成、研修を実施可能

 大日本印刷株式会社(DNP)は17日、は、企業のリモート接客・販売活動を支援する「DNPリモート接客販売支援サービス」を発表した。流通・小売、金融・保険、通信関係などの企業向けに提供を開始する。

 「DNPリモート接客販売支援サービス」は、リモートでの接客を強化するために、販売員の代行や育成、研修講師の派遣などを行うサービス。

 まずシステム面では、DNPのコンタクトセンターと、利用企業の店舗や営業先をつなぐシステムの構築、機器の設置を行う。DNPは2019年より「DNP遠隔接客支援サービス」を提供しており、店舗や営業先の環境に応じて、最適なシステムやサービスを組み合わせて提供するとのこと。またリモートでの接客販売を、小売や通信等の業界で販売実績を上げてきた専門スタッフによって代行することも可能という。

 さらに、各社の販売員と販売員の研修担当者を対象として、「新人・若手向けのコミュニケーションの基礎研修」「接客・営業時のノウハウやクレーム対応」「マネジメント」「コンプライアンス」など、リモートでの接客販売力の強化に特化した研修を実施する。

 この研修では、販売員育成の進捗や評価、現状の課題をまとめたシートと、販売経験・実績のある講師を組み合わせたDNP独自の教育プログラムにより、リモート接客販売に特化した販売員の能力強化とモチベーションの向上につなげていくという。なお研修は、オンラインおよび講師の派遣の両方に対応できる。

 またリモート接客販売では、小さいディスプレイに資料を映し出すことが多くなるため、見やすい資料や、納得感の高いストーリーを作っていく必要があるとのことで、こうしたニーズに対しては、接客販売に効果的なわかりやすい資料作成を支援する。このほか、セミナー型の営業活動の後に行うアンケートの実施と分析、セミナー参加者への電話やメールによるフォローなどとった各種業務にも対応するとした。

 料金は、取り扱う商品・サービス、店舗や営業所の環境、業務の内容、研修の規模などに応じた個別見積もり。参考として、初期費用が230万円(税別)から、運用費用が月200万円(税別)からになるとのことだ。

DNPリモート接客販売支援サービスの概要