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IIJとシーエムプラス、自社の経験を生かしたデータセンターの構築支援サービスを提供

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)と株式会社IIJエンジニアリング、株式会社シーエムプラス(以下、CMP)の3社は27日、データセンターエンジニアリング事業展開で協業し、新たにデーセンターを構築する国内外の事業会社やデベロッパーを対象とした「データセンター建設エンジニアリングソリューション」の提供を開始した。

 IIJは、先進的なデータセンターの開発に取り組んでおり、2011年には日本初のコンテナ型モジュール構造を採用した省エネデータセンターとなる松江データセンターパーク、2019年にはシステムモジュール構造を採用したハイパースケールデータセンターとなる白井データセンターキャンパスを構築・運用している。

 これらのデータセンターの構築に際しては、IIJが基本設計を、運用設計はIIJ-EGが行い、プロジェクトマネジメントおよびコンストラクションマネジメントはCMPが担当した。また、IIJではこのほか、自社のクラウドビジネス展開のために、国内外で20以上のデータセンターの運用経験を持っている。

 新たに提供するデータセンター建設エンジニアリングソリューションは、IIJグループがデータセンター固有の技術/運用や、CMPが建築全般の実経験とそこで蓄積されたノウハウを生かして、顧客が策定した事業戦略や市場のニーズに合った最適なデータセンターを構築するためのコンサルティングやプロジェクトマネジメントなど、設計から構築、運用までを一貫して支援する。

 ソリューションでは設計事務所、建設会社と連携しながら、国内企業だけではなく、海外から日本へ進出を計画している事業会社/デベロッパー、海外で信頼性の高いデータセンターを必要としている政府機関や事業会社も対象に、事業を展開していく。また、エッジコンピューティング用の小規模なモジュール型データセンターについても、構築を支援していく。

データセンター建設プロセスとソリューション提供イメージ