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NTTテクノクロス、ISMS認証取得後の継続運用を支援するクラウドサービス「ISO楽!」

 NTTテクノクロス株式会社は12日、ISMS(ISO/IEC27001)認証取得後の継続更新(運用)を支援するクラウドサービス「ISO楽!(イソラク)」を発表した。12月14日より提供開始する。

 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格のISO/IEC27001は、国内で5000以上の組織が認証を取得しているものの、ISMS業務の担当者は少人数で、他業務を兼務している場合も多く、中小規模の法人にとってはISMS運用の負担が大きいという。さらに、ISMS業務を担当するためには高度な知識を必要とするため、担当者の後任選出・教育に大きなコストが発生し、継続的な運用の課題になっているとのこと。

 今回、NTTテクノクロスがサービス化した「ISO楽!」は、こうした課題を踏まえ、ISMS認証の更新に関する作業をトータルに支援するクラウドサービス。専用設計のISMS運用支援システムをクラウド型で提供するため、ISO運用の経験・知識がないユーザーでも、分かりやすく、すぐに利用できるという。

 また、ISMSの認証更新に必要な書類の更新漏れや未提出状態をチェックし、担当者に通知するほか、同社のコンサルタントがISMSに関する文書内容のチェックをクラウド上で支援するため、担当者の負担軽減につながるとした。

 さらに、ISMSの認証更新に必要な書類の更新漏れや未提出状態をチェックし、担当者に通知する機能や、タスク内容と年間スケジュール、関連文書/URLなどを一元管理し、いつ何をすべきかを明確化する機能、次年度用の文書フォルダ/マニュアル/様式などを自動作成する機能などを順次提供予定。

 加えて、従業員へのISMSに関する理解度を高めるため、ISMSの規定に基づいたワンポイントアドバイスや理解度テストを毎日配信し、従業員へのISMSの定着を図る機能なども提供を予定している。

 料金は、法人内の認証取得組織に属する社員、派遣社員、アルバイトを含んだ人数に応じて課金される方式となっており、例えば、従業員規模50人以下の場合で月額3万円(税別)から。