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日立ソリューションズ・クリエイト、デジタル化機能を強化したモバイル業務報告システム「快作レポート+ Ver.3」

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは6日、タブレットを活用して作業現場の報告が行える業務報告システム「快作レポート+」について、デジタル化機能を強化した「快作レポート+ Ver.3」の販売を開始した。

 快作レポート+ Ver.3では、従来からのExcelファイルの報告書フォーマットをアプリ画面に変換する「画面変換機能」や、モバイル主要OS(iOS/iPadOS/Android/Windows)に対応する「マルチOS対応」などの標準機能に加え、報告作成の手間を減らす機能や、紙の報告書の再現性を高める機能を強化した。

 データ入力機能については、Excel関数の種類増強、入力項目についての高度な条件設定による自動判定、作業時間の自動算出などの強化により、効率的な報告書の作成を可能とした。

 また、印影をデジタル化した画像データを利用して、報告書への押印が可能となり、押印後の改ざんを防止しつつ印影や承認者・日時などが報告書に反映されることで、従来の紙の報告書のイメージを変えずに報告書をデジタル化することが可能となった。

 画面デザインの刷新により、視認性を向上。報告に利用するアプリ画面や、報告書管理・閲覧に利用するウェブシステムの画面を刷新し、ユーザーにとってより分かりやすく直感的に操作できるUIを実現した。

 ドローツール(サイン、図編集ツール)についても、2021年1月に強化版を提供開始予定。従来からのフリーハンドでの描画機能に加え、図形(四角形や丸など)、スタンプ、テキスト入力などの描画に対応することで、モバイル端末での高度な図編集が可能となる。また、iPadOS版アプリにおいてはApple Pencilに対応し、筆圧、傾き、角度を認識することで、さらに精緻な手書き画像や署名の描画が可能になる。

 製品の価格(税別)は、サーバー導入版は要問い合わせ、クラウド版は企業登録料が5万円、月間利用ライセンスが1ユーザーあたり月額1800円。提供開始時期は、サーバー導入版が11月2日、クラウド版が12月の予定。日立ソリューションズ・クリエイトでは、モバイルソリューション事業全体として、今後3年間で売上30億円(累計)を目標とする。