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マクニカ、AIの導入から運用までをサポートする「Re:Alize.macnica.ai」

 株式会社マクニカは11日、AIの技術検証から運用開始までを最短1カ月で実現し、その後の継続的な保守・運用をサポートするサービス「Re:Alize.macnica.ai(以下、Re:Alize)」の提供を開始した。

 Re:Alizeは、マクニカのAI専門家組織「AI Research & Innovation Hub(以下、ARIH)」が100件以上のAIプロジェクトを支援する中で得た知見・ノウハウをもとに、AI実装に不可欠なライブラリをライセンス化し、AI導入から運用までの各フェーズをモジュール化したサービス。

 サービスプランのうち「データ確認サービス」は、ARIHが顧客の保有データを分岐、AIを活用して目的が達成できるかを評価する。価格は月額50万円。期間は1カ月以内。提供物はデータ分析報告書とサンプルダッシュボード。

 「AIモデリングサービス」は、分析結果をもとに、ARIHのライブラリを活用してAIモデルの作成・評価を行う。価格は月額50万円。期間は約1カ月。提供物はAIモデル作成報告書とサンプルダッシュボード。

 「AI試験運用サービス」は、本番用データを用いて、作成したAIモデルが運用に最適かを検証する。価格は月額50万円。期間は約1カ月。提供物は試験運用結果報告書とサンプルダッシュボード。

 「AI運用サービス」は、AIモデルの精度監視・バージョン管理、チューニングを実施し、経営効果維持・最大化を行う。価格、期間は別途見積もり。提供物はAI Platform、AIモデルライセンス利用権、運用ダッシュボード。

 オプションとなる「コーチングサービス」は、効果的な運用のアドバイスや、AI適用範囲拡張に向けた支援を行う。価格は25万円。期間は2時間。提供物はコーチング報告書。

 マクニカでは、2019年1月にCrowdANALYTIXを関係会社化し、マクニカのAI事業である“macnica.ai”のサービスポートフォリオを拡大してきた。また、2019年12月には、macnica.aiのAI専門家組織であるARIHを発足し、AIを活用した社会課題解決への取り組みを推進してきた。

 こうして、さまざまなAIプロジェクトに取り組む中で、投資金額・必要な期間が不明瞭であるがゆえに、導入に踏み切れない、あるいはプロジェクトが中断し、本格的なAI活用にまで至らないケースが多くあることが分かったと説明。Re:Alizeは、AI導入の初期段階からフェーズごとに、明確な期間と投資金額を把握した上でプロジェクトを推進することができ、最短で効果検証を実施できるとしている。