ニュース

東京エレクトロンデバイス長崎、国内外4社の電子錠ハンドルに対応するサーバーラックセキュリティシステムを発売

 東京エレクトロンデバイス長崎株式会社は25日、電子錠ハンドルによるサーバーラック扉の解錠/施錠操作や開閉状態の監視、ICカードキー認証を、ウェブブラウザーから一括管理できるサーバーラックセキュリティシステム「電子錠ユニットRMS-EL48R/24R/12R」の販売を開始した。

 新製品は、海外のサーバーメーカーやラックメーカーで多くの採用実績をもつ米Southco製の電子錠ハンドルに対応し、国内外4社の電子錠ハンドルに適用範囲を拡大した。また、電子錠ユニットからラックまでの配線にLANケーブルを用いることで、施工工数と費用を従来製品と比較して約50%削減した。

 1ユニットにつき、48/24/12ラックの電子錠ハンドル制御・監視と扉監視が可能。ラック扉の施錠開閉状態をリモートからリアルタイムにモニタリング、リモート解錠できる。ウェブブラウザーからカードキーを登録し、カード認証によるラック解錠が可能。SNMP対応によりマネージャからの電子錠ハンドル制御、施錠状態・扉開閉監視が行える。

 最大5台のカスケード接続により、最大240ラックをサーバーレスで統合管理可能。さらに、サーバーソフトウェアを導入することで、最大5000ラックの統合管理や、入退室管理システムとの連携にも対応する。

 ICカードには国内スタンダードのFeliCaを採用しているため、データセンター施設の入退室管理システムとサーバーラックセキュリティシステムの連携がしやすく、管理システムを統合することで運用負荷を軽減する。

 データセンター事業者は、電子錠ハンドルによるサーバーラックセキュリティシステムの低コスト、短期間での導入が可能となり、リモート制御・監視による効率的なオペレーションにより運用コストを削減できる。

 製品の標準価格(税別)は、48ラック対応のRMS-EL48Rが75万5000円、24ラック対応のRMS-EL24Rが42万8000円、12ラック対応のRMS-EL12Rが31万4000円。