シトリックス、SD-WANアプライアンス向けエッジセキュリティ機能と小規模向けSD-WANアプライアンスを発表

　シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社（以下、シトリックス）は24日、包括的なエッジセキュリティ機能をSD-WANアプライアンス上に搭載した「Citrix SD-WAN Advanced Edition」と、小規模ブランチオフィスや小売店でのSD-WAN構築を実現する小型サイズの新SD-WANアプライアンス「Citrix SD-WAN 110シリーズ」の提供を開始した。

　Citrix SD-WAN Advanced Editionは、SD-WAN 1100アプライアンス向けの追加機能として提供。Citrix SD-WANのすべての機能とシグネチャベースのIDSやIPS、ウェブフィルタリング、HTTP、FTP、SMTPのマルウェア保護などのエッジセキュリティ機能が統合されており、WANの信頼性と常時接続を確保しながら、エッジ端末の保護を実現する。

　また、Citrix SD-WAN OrchestratorでエッジセキュリティとSD-WANの両方を集中管理でき、管理ダッシュボードやライセンスの管理がよりシンプルになる。

Citrix SD-WAN 110

　Citrix SD-WAN 110は、小規模ブランチオフィスや小売店でのSD-WANを実現する、新たなSD-WANアプライアンス。LTE回線とWi-Fiをサポートする小型モデルで、求められる回線帯域が狭く、設置する場所が限定される小規模拠点においても、低コストで場所を選ばず迅速にSD-WANを展開できる。

　SD-WAN 110は、4500種類を超えるSaaS、クラウド、および仮想アプリケーションをパケットベースでリアルタイムに検出し、ネットワークの復元力を最大限に高めるため1秒未満でのフェールオーバーを実現する。また、クラウド上のコントローラーやゼロタッチデプロイメント（ZTD）の機能を利用して機器の初期構築をリモートで実施でき、管理者不在の拠点にも迅速にSD-WANを構築できる。