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クロス・ヘッド、ファイル暗号化「DataClasys」と メール誤送信対策「BRODIAEA safeAttach」の連携ソリューションを提供

 クロス・ヘッド株式会社は30日、株式会社DataClasysのファイル暗号化ソリューション「DataClasys」と、株式会社オレンジソフトのメール誤送信対策ソリューション「BRODIAEA safeAttach(以下、safeAttach)」との連携ソリューションを提供開始した。2製品を連携させることにより、テレワーク環境でのファイル共有における情報漏えい対策と利便性確保を実現する。

 DataClasysは、独自の暗号化・DRM技術を元に開発された機密情報保護・情報漏えい対策製品。情報の重要性に基づいた「機密区分」を設定の上、あらゆるファイルを「ファイル単位」で暗号化し、ファイルは暗号化された状態のままさまざまなアプリケーションで利用できる。

 また、DataClasysのオプション製品であるMailProxyは、DataClasysによりメール添付を許可されたユーザーが添付ファイル付きメールを送信する際に、暗号化された添付ファイルを自動復号する機能を備える。これにより、DataClasysで暗号化されたファイルは復号されて送信されるため、メールを受け取る側も参照が可能となる。

 safeAttachは、メールの添付ファイルを自動でパスワード付き圧縮ファイル(zip形式)に暗号化する機能や、メール保留、添付ファイルURL化など、送信メールに対して誤送信対策が行える製品。safeAttachは、ファイル圧縮および暗号化と、パスワードの生成・通知機能を備える。

 この2製品を連携させることで、通常はDataClasysを利用しファイル単位の暗号化による強固なセキュリティ対策を施しながら、添付ファイル付きメールの送信の際には、MailProxyで添付ファイルを自動復号した後、safeAttachで再びパスワード付き圧縮ファイルに暗号化してメール送信の上、添付ファイル参照用のパスワードも生成およびメール送信することができる。

 DataClasysを利用する送信側からは、暗号化を意識せずに添付ファイル付きメールを送信でき、受信側では添付ファイル付きメールと、添付ファイル参照用のパスワードが記されたメールを受け取れる。この間、利用者はファイルの暗号化・復号を意識する必要はなく、強固な暗号化ファイル運用と、外部に対する安全な添付ファイル付きメールの送信が行える。

 DataClasysとオプション製品のMailProxyは、オンプレミス製品として提供。連携するsafeAttachは、クラウド版、アプライアンス版、仮想アプライアンス版から選択できる。価格は要問い合わせ。