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マイクロフォーカス、COBOL統合開発環境製品の新版「Visual COBOL 6.0」を提供

 マイクロフォーカス合同会社は27日、ITモダナイゼーションを支援するソフトウェア「Micro Focus Visual COBOL」「Micro Focusエンタープライズ」において、新版「バージョン6.0」を同日より販売開始すると発表した。出荷開始は8月31日を予定している。

 Micro Focus Visual COBOLは、単一のCOBOLソースを多数のプラットフォームに展開できるCOBOL統合開発環境(IDE)製品で、Visual StudioまたはEclipseにCOBOLの開発統合ツールを提供する。

 新版の「Micro Focus Visual COBOL 6.0」では、最新のIDEを最大限に生かして、新規のAPI開発をこれまで以上にサポートできるとのことで、新しいリファクタリングツールにより、開発者は既存のCOBOLプログラムからコアビジネスロジックやデータを素早く分離して抽出できるという。

 また、拡張されたDockerコンテナやKubernetes、クラウドのサポート機能を利用してCOBOLアプリケーションを開発、導入、管理できるとのこと。

 一方のMicro Focusエンタープライズは、Micro Focus Visual COBOLの機能に加えて、IBMメインフレーム上のバッチ/オンラインアプリケーションの開発、単体テスト機能を搭載した上位製品である。

 新版の「Micro Focusエンタープライズ 6.0」では、既存アプリケーションから重要度の高い機能を抽出し、SOA/APIを利用した新規サービスとして公開することにより、高い品質を維持した状態でアプリケーション統合を実現可能。また、モダンデリバリー・ツールチェーンを活用して、基幹業務システムにおける変更を迅速に把握、識別、実行、およびテストできる。

 また、DockerやKubernetes、Microsoft Azure、Amazon Web Services(AWS)を利用して、新規ビジネスサービスを大規模なスケールで柔軟に展開可能としている。