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MSYS、工場の見える化と遠隔監視を行うテレワーク環境の構築支援を開始

 丸紅情報システムズ株式会社(以下、MSYS)は2日、工場・プラントの管理業務に必要な情報をウェブアプリケーション上に見える化し、遠隔監視する工場勤務者のテレワーク環境を構築する支援を開始した。

 MSYSでは、新型コロナウイルス感染症拡大を防止するため、製造業の工場などでも従業員のソーシャルディスタンス確保を目的とした出勤者制限や、同一エリアへの滞留人数制限などが求められ、在宅環境から遠隔監視が可能なシステムを構築することが課題になっていると説明。こうした課題への対応として、工場を見える化し、遠隔監視するテレワーク環境の構築支援を開始する。

 環境については、産業用ソフトウェアメーカーである米GE Digitalの「Operations Hub」を利用して、既存の生産管理システム(MES)や監視制御システムなどのデータソースにアクセスして必要なデータを統合することで工場を見える化するとともに、遠隔監視する管理画面を構築する。

 Operations Hubは、ノンプログラミングでウェブアプリケーションを構築できる機能を備えるため、生産技術の担当者や現場のライン責任者がアプリケーションを構築することも可能。作成した管理画面は随時改修でき、社内のニーズへ迅速に対応できる。

 Operations Hubサーバーにアクセスできる環境であれば、自宅のPCやモバイル機器のブラウザーから遠隔監視が可能。システム構築に際して、既存環境がオンプレミスかクラウドかを意識せずにテレワーク環境に移行できる。