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マクニカネットワークス、GitHub対応のコードレビュー自動化サービス「Sider」を提供開始

 マクニカネットワークス株式会社は1日、株式会社スリークが開発した、GitHubと連携したコードレビューの自動化サービス「Sider」の取り扱いを開始したと発表した。

 Siderは、スペルミスや可読性、再利用性、保守性、パフォーマンス、バグ検知、障害抑止、セキュリティ脆弱性などのコードレビューをツールにより自動で解析するサービス。

 GitHubにおけるPull Requestのタイミングで、ルールに基づいた解析を行い、結果を表示するため、GitHubの画面上で指摘内容や対応状況を簡単に把握でき、ユーザーの学習コストも低く抑えることができる。ユーザーに特別な意識や労力を必要とせず、コードの解析・違反コードの混入の抑止を組織全体に対し簡単に実現できる。

 また、一般的なツールでは抽出できない組織・プロジェクト固有のルールをSider上で独自解析ルールとして登録し、Pull Requestのタイミングでチェックを行うことができる。

 マクニカネットワークスでは、OSSのコードレビューツールをそのまま利用すると、指摘が数万件出てくることも珍しくないが、Siderのルールに基づいて最適な量に絞ることで、現実的に人が確認できる状態にできると説明。また、あえて人が時間をかける必要のない簡易なコードレビューは、人がやらずにSiderへ任せ自動化することで、より難易度や重要度の高い観点、仕様のレビューにフォーカスできるとしている。

 マクニカネットワークスはGitHub Enterprise認定代理店として、GitHub Enterprise+Siderで開発者のコーディング品質向上を支援していくと説明。GitHub Enterpriseを活用したこれまでの開発フローを変えることなく、Pull Requestの際に人が行っていたコードレビューを自動化できるため、生産性向上とソースコードの品質向上という価値をすぐに実感できるとしている。

 さらに、マクニカネットワークスグループとして、CI/CDや成果物管理・セキュリティといったDevOpsの実践に必要なソリューションをトータルで提供することで、顧客のソフトウェア開発力向上を通じたDXの実現に貢献していくとしている。